パクチーの4大呼称はこれ!
最近ブームとなって久しいパクチー。
しかし、実はこの名前、結構ややこしいということご存知でしょうか?
一般に日本では、あの臭い?芳しい?葉っぱのことを
「パクチー」と呼ぶ人が多いですが、様々な呼び名があって戸惑う人もいるようです。
なので、今日はパクチーの呼称について、詳しくご紹介します。
<パクチー・・・タイ語>
葉っぱや茎の部分のいわゆるリーフの部分の生食する文化のあるアジア地域、主にタイで使われている呼称。日本で最もよく耳にする呼び方です。
<シャンツァイ(香菜)・・・中国語>
同じく葉っぱ部分の生食する際の呼称として、主に中国、その周辺諸国での一般的な呼び方。日本でも中華料理店などでは普通この「シャンツァイ」という表記が使われています。
<コリアンダー・・・英語>
基本的には、スパイスとして使われる「種子」「乾燥した葉」などの部分がこう呼ばれることが多い。英語圏でも「コリアンダー」はスパイスの意味合いで使われることが多い。ただ、イギリスではこのコリアンダーを葉の生食時の呼称として一般的に使ってます。
※アメリカ人が料理の上にのってるパクチーを「コリアンダー」と発音しているのもよく聞きます。なので、アメリカ英語圏もこの呼称を葉っぱの呼び名と認識はしているようです。多民族多民族・・・
<シラントロ・・・スペイン語>
しかしながらアメリカ英語では、この呼称が一般的な葉の部分を食す場合に標準として使われます。スペイン語ですが、移民の多いアメリカではこのシラントロが一般に浸透し、もともとの英語名称コリアンダーはスパイス使用時に使われることが多いようです。スペイン語のシラントロとよく似た、ポルトガル語名称のコエントロもまた、葉っぱの呼び名によく使われているそうです。
日本での呼び名は?
もともとのこの植物の学術名は「セリ目セリ科コエンドロ属コエンドロ種」。
日本では、この語源と欧米のスパイス文化からきた「コリアンダー」が最初に入って定着したようなので、コリアンダーの呼称が一般的に使われてきました。シードもリーフも両方まとめてコリアンダー。
カレーとかによく使いますよね。いい香りがします。
このスパイスは、コリアンダーの花が咲いた後の種子↓
ホールでこのまま使ったり、細かくしてパウダーにして使ったり。
コリアンダーの呼称は、栽培用の種はもちろん、
スーパーで売ってる袋にも香草、パクチー、コリアンダー全ての呼称が明記。まぁ、最近はコリアンダー表記の商品は確かに減ってます。
さすが日本、なんでもオッケー!なわけです。
でもでも。
昨今のブームにより、この葉っぱは「パクチー」と呼ばれることが圧倒的に多くなっています
パクチーの葉っぱの種類
そして、以外と知られていないのが、この葉っぱにも種類があること。
代表的なものをあげると、
1)ノコギリパクチー
アジア料理の店にいくとある!ちょっと変わった見た目の本格的な味わいのパクチーです。ルックス、レモングラスと似てる。タイではパクチーファランというそうです。
2)ストロングパクチー
私も食べたことないのですが・・・タイではパクチーラーオと呼ばれていて、なんとハーブのディルとほぼ一緒とのこと。えええ!結構ディルの香りって違うと思うんですけどねぇ・・・謎。でもディルらしい。
3)マイルドパクチー
これが、普通のパクチーとして出されると、頭きます!!!
見た目は普通なのに、全然香りがしない。許せません!!!
これがタイのパクチーラーなのか、不明。でも確実に、日本の料理屋でたまに出てる!味も香りも薄いパクチーはこやつだと思います。普通のパクチーとは全然違う!
タイの種別をメインにしましたが、中国やその他ヨーロッパにも別品種ありそうですね。
奥深いパクチー。
薬草のような効能もたくさんのパクチー。
私はめっちゃ大好きで一袋あっというまに完食します☆*:.。. o(≧▽≦)o
※食べ過ぎると下痢しますので、お腹弱い人は注意してくださいね。